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【書籍】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(90点/5年後)

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
(2009/12/04)
岩崎 夏海

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□大いに売れましたこの本。気になっていましたのでようやく購入しました。

□野球部に就任したマネジャーが、ドラッカーの「マネジメント」という本に出会い、組織を改革していくというストーリー。
□とてもわかりやすく、頭を使わずともすっと読める印象でした。

□著者の岩崎氏は、野球部のマネージャーとビジネス上のマネジャーの役割の違いに面白みを感じ、そこからストーリーに仕立て上げていったということです。

□「オーソドックス」な物語ではありますが、だからこそ記憶に残り、多くの人にあいされるキャッチーさをもったこの本。

□著者がエンターテインメントを学び、顧客の心をいかに掴むかを心得た人物であることが伝わる構成でした。


【感じたこと】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

□ドラッカーの「マネジメント」を読んでみたい。
□この本を読み進めながら芽生えた私の率直な思いです。
□ドラッカーの言葉が、野球部が甲子園を目指すという分かりやすいエピソードに載って頭の中に入っていきます。

□音楽で例えると、、
売れる曲というものには根幹に良いメロディーが存在します。そこに雰囲気を盛り上げるアレンジが乗っかってくる。そして巧みに人の気持ちをコントロールするためにリズムや音色を使い分けます。その中に秀逸なエッセンスを入れると玄人にも受ける。

□良いメロディーというのは、意外にも音符が少なく万人が覚えやすいフレーズであることが多いのです。

□この本が売れた理由は、メロディーに当る物語がシンプルでありながらも人々の心に残ること。これを巧みな構成力で人々の感情を揺さぶりながら、ドラッカーというエッセンスを織り交ぜ玄人も納得させる。さすがの構成力。

□その構成力に突き動かされた私は、自らの会社生活と重ね合わせながら本を読み進めました。

□私が今勤めている会社に感じる違和感は、このドラッカーの「マネジメント」という本を読むと何が違和感なのか、そして何を変えるべきなのかがより明らかになるかもしれない。

□そんな気がさせられて、結局、ドラッカー版を購入してしまいました。

□モチベーションというものは、ある対象に対してもう一度沸くものであるとは限りません。
 その衝動を活かして行動に移さなければ、二度とチャンスは訪れないのかもしれないのです。

□本書に出会い、何か突き動かされたということはそれが何かのきっかけなのかもしれません。

□ドラッカー版を読み終えたとき、自分が何を感じているのか。
 今から楽しみで仕方ありません。

【印象に残った点】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■「われわれの事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠である。

■「顧客に感動を与える組織」といいうのが、野球部の定義だったんだ。

■部員たちにしても、自分のことをもっと知ってもらいたいという思いがあったのである。

■マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない。

■専門家は専門用語をつかいがちである。・・理解してもらってこそ初めて有効な存在となる。

■練習をサボっていたのは「消費者運動」・・内容の改善を求めていたんだ。

■彼らに変化を求める機運が高まっていたからだ。・・準備が出来ていたところに、みなみは新しい練習方法を導入した。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5年後にもう一度読みたいと感じました。

採点90点

以上

環境素人
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【書籍】New出口現代文講義の実況中継 1(5年後/90点)

New出口現代文講義の実況中継 1New出口現代文講義の実況中継 1
(2007/10)
出口 汪

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□現代文の解法、、この存在に早めに気づいておけばよかったな、という後悔がこの本を読んだ感想です。

センター試験の模試なんかで、現代文がハマッて満点を取るときもあればぜんぜんダメなときもある。
これは作者と自分の価値観が一致したからこそハマッたのであって、解けたわけではないというのです。

この年になるとなんとなくこの意味もわかる、という方も多いのではないでしょうか
それでは下記、印象に残った点を数点上げていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■同書は現代文を論理の教科と位置づけ、それゆえ、センス・感覚ではなく、一貫した論理的方法が必要だと談じた。

■答えだけでなく、なぜそのような答えが導き出されたのか、そのプロセスを頭の中で説明してみる。

■解答の根拠はすべて本文の中にある。

■本文に書かれていないことは一切無効である。

■傍線部について、どう思ったかは一切聞いていない。

■感覚的・主観的に解いてはいけない。

■各段落の始めに番号が打ってあるときは整序問題。先に設問を見なさい。

■欠落文の問題は明確な根拠をきちんとつかみなさい。

■具体例とは、筆者が自分の意見を裏付ける証拠としてあげるものです。とすれば、必ずどこかで筆者の意見が登場するのです。

■入試⇒起承転結とある評論の"「結」の一部だけ"を切り取ってくる。

■所詮たった一つのことしか言ってないわけで、あとはそれを証拠をあげて、繰り返しているだけ。
⇒重層的に文章を読んでいきなさい。
⇒筆者の主張は、形を変えて何度も繰り返される。
(具体例・体験・引用・比喩・対比)

■自分の意見は、まず「相手にわかってもらえない」というのが評論の前提。

■自分は客観的に読んでいるという思い込みがあるから逆に解けない。

■影の部分を無意識のうちに読み落として光の部分だけを読んでいる。
□結局熟読してもこうだから、速読と熟読で得るものはそんなに大差がないのかもしれません。むしろ、短時間の方が記憶も薄れずポイントのみ覚えていますので、速読の方が実用的とさえ思えてきますね。

■「も」をチェックしなさい。前に同じ具体例がないとダメ

■中也の言葉に近いものを、実は自分の個人言語の中で無意識に探している。
□私は妻に中原中也の詩を薦められたことがあります。
これは中也の言葉を妻が彼女なりに解釈した上で感じることがあった。これを共感した。と捉えているいうことです。もしかするとこの妻の解釈が作者の意図と違う場合も可能性としてはあるわけです。
逆に詩を作る際には多くの人の共感を呼ぶ仕掛けを作る才能。これも重要ですね。


■空欄もしくは傍線部の前後を必ずチェックしなさい。とくに接続語、指示語・・

■二つ残ったら選択肢どうしを比べなさい。

■自分の頭を信用しない。必ず、本文で決定しなさい。

■文章の中で言葉は、無数の糸で引っ張られているのです。引っ張られて意味が決まる。その働きが文脈の力。
文脈によって言葉を規定していけば、言葉は固定化されます。

■論理の道筋を辿って行けば、誰もが納得するはずの正解が必ず見つかる。

■「論理的」というのは、一度述べたことを何度も形を変えて繰り返すこと。
□この言葉は私には響きました。伝えたいことを様々な例えを用いて表現することも論理的な話の一種なのかもしれません。

■「すべて」という言葉があればイイスギの可能性がある。

■心情と風景描写は一致することが小説の原則
□小学校のとき、よく小説の読み込みをやらされました。
「秋の寒空を見上げながら、彼は深い溜息をついた。」

この表現から、幼いながらも寂しさや切なさをなんとなく感じとることは出来ました。

この文章は「秋の寒空」や「深い溜息」を用いてさびしい感じを醸し出す作者のいわば技術の部分。
これらの言葉に作者が何らかの意図を込めているわけです。

作者の技術による言葉であるからこそ、小説内の登場人物の感情がわかるという事実を小学生の私が認識するはずも無く、どこかしっくりきていませんでした。

単純に読み込むというよりも、作る側が風景描写に心情を込めるという一種の技法によって文章を作っているからこそ、我々はその言語から感情が読み取れるんだよ。
という部分をしっかり教育に盛り込んでいただきたいと感じます。


■登場人物の心情は動作・セリフ・風景描写・文体によって表現される。これらに線を引っ張って客観的な証拠を全部拾っておきなさい。

■同じ人間なら必ず心情は連続している。傍線部は単独で判断せずに、前後関係から見る。

■本文が始まる前の最初の文章というのはきちんと読んでおきなさい。

■評論:筆者の思想 小説:登場人物の心情 随筆」筆者の心情 をつかむ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□まさに目からウロコの内容でした。
読み終わると、なんとなく今までも気づいていたような気もするのですが、これはそれだけ本書がわかりやすく説明されているからでしょう。
やっぱりできていなかったからこそ、私は今「技術者」なんでしょう 笑

いままで自分が受けてきた現代文の教育において、学生なりになんとなくしっくりきていなかった部分が本書によってかなりクリアになった気がします。

結局は、筆者がどういう技法を用いて我々に伝えようとしているか、という視点が大切であると感じました。
相手の立場に立つと見えてくる世界が広がるということでしょうか。

■ 5年後 にもう一度読み返してみたいと思いました。

採点90点

以上。

環境素人





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