スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

【書籍】New出口現代文講義の実況中継 1(5年後/90点)

New出口現代文講義の実況中継 1New出口現代文講義の実況中継 1
(2007/10)
出口 汪

商品詳細を見る


□現代文の解法、、この存在に早めに気づいておけばよかったな、という後悔がこの本を読んだ感想です。

センター試験の模試なんかで、現代文がハマッて満点を取るときもあればぜんぜんダメなときもある。
これは作者と自分の価値観が一致したからこそハマッたのであって、解けたわけではないというのです。

この年になるとなんとなくこの意味もわかる、という方も多いのではないでしょうか
それでは下記、印象に残った点を数点上げていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■同書は現代文を論理の教科と位置づけ、それゆえ、センス・感覚ではなく、一貫した論理的方法が必要だと談じた。

■答えだけでなく、なぜそのような答えが導き出されたのか、そのプロセスを頭の中で説明してみる。

■解答の根拠はすべて本文の中にある。

■本文に書かれていないことは一切無効である。

■傍線部について、どう思ったかは一切聞いていない。

■感覚的・主観的に解いてはいけない。

■各段落の始めに番号が打ってあるときは整序問題。先に設問を見なさい。

■欠落文の問題は明確な根拠をきちんとつかみなさい。

■具体例とは、筆者が自分の意見を裏付ける証拠としてあげるものです。とすれば、必ずどこかで筆者の意見が登場するのです。

■入試⇒起承転結とある評論の"「結」の一部だけ"を切り取ってくる。

■所詮たった一つのことしか言ってないわけで、あとはそれを証拠をあげて、繰り返しているだけ。
⇒重層的に文章を読んでいきなさい。
⇒筆者の主張は、形を変えて何度も繰り返される。
(具体例・体験・引用・比喩・対比)

■自分の意見は、まず「相手にわかってもらえない」というのが評論の前提。

■自分は客観的に読んでいるという思い込みがあるから逆に解けない。

■影の部分を無意識のうちに読み落として光の部分だけを読んでいる。
□結局熟読してもこうだから、速読と熟読で得るものはそんなに大差がないのかもしれません。むしろ、短時間の方が記憶も薄れずポイントのみ覚えていますので、速読の方が実用的とさえ思えてきますね。

■「も」をチェックしなさい。前に同じ具体例がないとダメ

■中也の言葉に近いものを、実は自分の個人言語の中で無意識に探している。
□私は妻に中原中也の詩を薦められたことがあります。
これは中也の言葉を妻が彼女なりに解釈した上で感じることがあった。これを共感した。と捉えているいうことです。もしかするとこの妻の解釈が作者の意図と違う場合も可能性としてはあるわけです。
逆に詩を作る際には多くの人の共感を呼ぶ仕掛けを作る才能。これも重要ですね。


■空欄もしくは傍線部の前後を必ずチェックしなさい。とくに接続語、指示語・・

■二つ残ったら選択肢どうしを比べなさい。

■自分の頭を信用しない。必ず、本文で決定しなさい。

■文章の中で言葉は、無数の糸で引っ張られているのです。引っ張られて意味が決まる。その働きが文脈の力。
文脈によって言葉を規定していけば、言葉は固定化されます。

■論理の道筋を辿って行けば、誰もが納得するはずの正解が必ず見つかる。

■「論理的」というのは、一度述べたことを何度も形を変えて繰り返すこと。
□この言葉は私には響きました。伝えたいことを様々な例えを用いて表現することも論理的な話の一種なのかもしれません。

■「すべて」という言葉があればイイスギの可能性がある。

■心情と風景描写は一致することが小説の原則
□小学校のとき、よく小説の読み込みをやらされました。
「秋の寒空を見上げながら、彼は深い溜息をついた。」

この表現から、幼いながらも寂しさや切なさをなんとなく感じとることは出来ました。

この文章は「秋の寒空」や「深い溜息」を用いてさびしい感じを醸し出す作者のいわば技術の部分。
これらの言葉に作者が何らかの意図を込めているわけです。

作者の技術による言葉であるからこそ、小説内の登場人物の感情がわかるという事実を小学生の私が認識するはずも無く、どこかしっくりきていませんでした。

単純に読み込むというよりも、作る側が風景描写に心情を込めるという一種の技法によって文章を作っているからこそ、我々はその言語から感情が読み取れるんだよ。
という部分をしっかり教育に盛り込んでいただきたいと感じます。


■登場人物の心情は動作・セリフ・風景描写・文体によって表現される。これらに線を引っ張って客観的な証拠を全部拾っておきなさい。

■同じ人間なら必ず心情は連続している。傍線部は単独で判断せずに、前後関係から見る。

■本文が始まる前の最初の文章というのはきちんと読んでおきなさい。

■評論:筆者の思想 小説:登場人物の心情 随筆」筆者の心情 をつかむ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□まさに目からウロコの内容でした。
読み終わると、なんとなく今までも気づいていたような気もするのですが、これはそれだけ本書がわかりやすく説明されているからでしょう。
やっぱりできていなかったからこそ、私は今「技術者」なんでしょう 笑

いままで自分が受けてきた現代文の教育において、学生なりになんとなくしっくりきていなかった部分が本書によってかなりクリアになった気がします。

結局は、筆者がどういう技法を用いて我々に伝えようとしているか、という視点が大切であると感じました。
相手の立場に立つと見えてくる世界が広がるということでしょうか。

■ 5年後 にもう一度読み返してみたいと思いました。

採点90点

以上。

環境素人
スポンサーサイト

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kankyosirouto.blog.fc2.com/tb.php/15-f300dd5d







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。