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震災後の建設市場

■震災から一年以上が経過しました。そんな中建設市場で新たな流れが。


■大成、津波対策の実験拠点 (日本経済新聞 6月27日朝刊)

大手ゼネコンが東日本大震災後に需要が高まった防災・省エネ技術の研究開発施設を相次いで拡充する。
(中略)
省エネ技術などの強化で、環境配慮型都市(スマートシティー)構築にも役立てる。

大成建設は2014年6月の完成予定で「ZEB実証棟」を新設する。

以下、省略


○ZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル)
ZEBは、ゼロ・エネルギー・ビルディング、またはネット・ゼロ・エネルギー・ビルディングのことである。2009年11月にまとめられた経済産業省の「ZEBの実現と展開に関する研究会」の報告書では、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を「年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物」と定義している

大和総研HPに詳細が載っております。
ZEBとは


■ZEBの定義が出たのはそもそも2009年。震災以前にあたります。新築の建築物すべてにおいて、一時エネルギーが正味ゼロとなる建築物とすることを2020年までに達成しましょうというものです。かなり野心的な目標ですね。じつはこれは皆さん忘れがちCO225%削減を見据えて、のもの。

■CO2削減技術が高まるだけでなく、建物としてパッケージで展開することが出来る。つまり海外に対してもZEB達成の技術で優位に立っておきたいということです。もちろん建設業界にとっても稼ぎのネタになる。

■ZEBとはいっても結局は努力の積み重。
「極力省エネしましょう。」
 躯体側:パッシブ建築(自然通風や光ダクト、建物自体の断熱性を高める。)
 設備側:省エネ(高効率機器の採用、ヒートポンプ、LEDなど)

 そして残りは
「太陽光等の自然エネルギーで賄いましょう。」
 ということです。

■震災後、BCPの意識が高まることで、このZEBが一段と加速したようです。


○BCP(事業継続計画)
BCPとは

■発電所から送られてくる電気に頼らず、自立した電源を持って、事業を継続しましょうということでBCPに配慮する。つまり分散型電源の優位性が再認識されることになったのです。

■ZEBに近づけて建物をどんどん省エネしていき、自前の電源で賄う。こういった流れが震災以降できたことにより、ZEBへの動きが加速したようです。電源は自然エネルギーだけでは到底すべてを賄うことはできないのでCGS等の発電機を使うことになります。もしくは大量の蓄電池をおくか。

■このZEBやBCPの分野で技術力を磨き、新たなビジネスとして育てていこうという動きこそが、今回の日経の記事に出ていた内容だと思われます。

■しかし、一つ疑問なのは、ガス管で運ばれたガスを使う発電機は分散型といえるのか。震災時のリスクは今回のような原子力の事故や政府の迷走がなければ、復旧の早い電気の方が低いのでは。。ガス管ももちろん丈夫にはなってきていますが、東北ではオール電化マンションが人気という話も聞きます。
原子力の事故が起こるリスク、ガスが需給逼迫するリスク、ガス管が壊れるリスク。
どのリスクが出現する可能性が最も高いでしょうか。

■仙台地震後、仙台のマンション市場 オール電化に人気(YAHOO不動産 2011.5.17)

仙台では3月11日の地震発生後、電気系統のインフラは数日で復旧したエリアもあったが、ガスは大幅に遅れた。「ライフラインの復旧スピードが、『電気、水、ガス』の順番だということを、多くの方々が認識したようだ」(同社)。オール電化とガス併用の説明を求める来場者が多くなっているのは、これまでオール電化をあまり意識していなかった層が動いている証拠だといえる。「ライフラインの復旧スピードがどうだったかを、立地条件に入れて検討するケースも目立つ。必然的に、仙台市の中でも都心部に人気が集まる傾向になる」と言う。

記事詳細


■もう一点。ZEB=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル。あえて「ネット」がつけられた意味としては、面的利用というニュアンスが含まれているためです。つまり建物間での熱・電気等の融通を踏まえたものです。CGSで今までうまいこと使えてなかった排熱を別の建物に融通することでCGSの総合効率が格段に上がるという期待もあります。今まで排熱用途が極端に多い銭湯等以外ではなかなか良い排熱利用効率が出にくかったCGSにも追い風となるのではないでしょうか。

□個人的には、電気VSガスでやり合ってる地域もあるようですが、ベストなエネルギー供給システムを素直に追求してほしい物です。一方、発送電分離すると既存電力が弱体化して、電気売り同士が乱立し争うようになる。続いてガスもそうなったら、ガス会社同士が乱立し争うようになる。じゃあベストなエネルギー供給を見出す役割を誰が担うのでしょう。潤沢な資金を持った企業はいなくなるでしょうね。とりあえず売って収益上げればOKという企業だらけになるのでしょうね・・。

先入観にとらわれず、本当にベストなものは何なのか。
見抜いていく目を養って行きたいですね。


以上

環境素人
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[ 2012/07/03 00:34 ] 建設 | TB(0) | CM(0)

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